キャリア事例
自分らしく働く医師のキャリア事例をご紹介します。-
事例
医師不在でも大丈夫?「持ちつ持たれつ」で地域医療を負荷なく続ける―安成英文氏
地域医療を担う医師の悩みの1つが、出張などで医療機関を不在にしにくいこと。全ての往診に1人で対応することに難しさを感じた安成英文氏は、熊本県玉名地域で「たまな在宅ネットワーク」を立ち上げました。主治医不在時でも代理医師が対応するこの仕組みは、玉名地域の未来をどう変えていくのでしょうか。
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事例
キャリア30年以上の医師が思う、引退間際の歩き方―藤井宏二氏
若手時代とはまた違った思いを実現できる、60代。定年をむかえ、医師として現場で活躍し続けるか、現役を退くかを選択する節目の時期とも言えます。今回取材した藤井宏二氏は2016年4月、福島県の南相馬市立小高病院に赴任。東日本大震災で医師不足が深刻化した地域の医療を守っています。京都第二赤十字病院で30余年にわたって外科医として勤務する一方、「自分の辞め時」を考えてきた藤井氏が思う、定年間際の医師のあり方とは。
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事例
医療者が「地域をデザインする」意義―倉本剛史氏
長崎県で経験を積み、縁あって熊本県天草市の医療機関で勤務することになった倉本剛史氏。地域住民との交流を通じてこの地に愛着を持つようになった倉本氏は、「地域包括ケアも、町づくりも、さまざま分野の人が参画した形が良いのでは」と感じるようになり、医療を通じて『地域をデザインする』取り組みをはじめていきます。倉本氏が考える、理想的な地域と医療の関係とは?
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事例
在宅医療は「逃げ」ではない 外科医が気付いた医療の在り方―市原利晃氏
2007年、秋田県初の在宅医療専門クリニックを開業した市原利晃氏。数千例のがん手術を執刀するなど、外科医として着実に実績を積み上げていた市原氏でしたが、在宅医療専門クリニックを見学した際に考え方が一変。今では、「外科医×在宅医療のあり方」を模索するようになったそうです。
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事例
“キャリアの脱線”の末に出会った老健施設長のやりがいとは?―森川利則氏
介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指す介護老人保健施設。医師の間では「ゆったり働けるセカンドキャリアの場」として認知されている向きもありますが、介護老人保健施設とかち(北海道河東郡音更町)の森川利則氏は、老健施設長という役割の可能性を実感しているそうです。
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事例
「都市部から週1回、日帰りでへき地へ」新しいワークスタイルの可能性―奈良原裕氏
日本有数の豪雪地帯として知られる、新潟県十日町市。深刻な医師不足によって診療所の閉鎖が続いていたこの地で外来診療をするために、毎週金曜日、遠く離れた神奈川県横浜市から通い続けているのが奈良原裕氏です。
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事例
へき地医療「無理し過ぎない」ための解決策とは?―伊左次悟氏
医師3年目から約10年間、岐阜県白川村の医療を一人で守ってきた伊左次悟氏。そんな伊左次氏が働き方を変えたのは、2015年。医師個人でなく、チームで地域医療を支える体制へと変わる転換点で、伊左次氏が考えることとは―。
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事例
八戸市の在宅医療が抱えていた問題とは―小倉和也氏
救急医療体制が整っており、人口当たりの訪問介護ステーション数も全国平均の1.7倍という青森県八戸市。在宅医療を手掛ける医療機関も複数存在し、一見、患者が在宅療養するための資源はそろっているようにも映りますが、患者の様子から“ある危機感”を抱く医師がいました。
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事例
パラレルキャリアを叶えやすい医師こそ、もっと自由に働ける―折居麻綾氏
レインボーカラーのヘアスタイルに、奇抜なメガネとファッション。見る者に強烈なインパクトを残すこの女性―折居麻綾氏の職業は、脳神経外科医兼ファッションデザイナー。2015年7月のテレビ番組出演を皮切りに、2足のわらじを履く医師として注目を集めています。現在はあかしあ脳神経外科にて院長を務める一方、北海道の釧路孝仁会記念病院に10年以上当直医として通っています。
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事例
研究者・産業医として歩みながら、50代で臨床医に転向した理由―指原俊介氏
人口1万4000人の北海道岩内町で地域医療を実践する岩内協会病院に、畑違いの分野から飛び込んだ指原俊介氏。もともと研究者・産業医として歩んできた指原氏が、臨床医として本格的にキャリアをスタートさせたのは50代になってから。縁もゆかりもなかった岩内町で地域医療に携わるようになった理由とは。
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事例
「乳がんへき地」をなくす!専門病院が思う、へき地・離島医療のあり方―相良吉昭氏
国内初の特定領域がん診療連携拠点病院となった、鹿児島県の相良病院。県内の乳がん治療の8割を行うという圧倒的な治療実績を持っており、乳がん専門病院として、県内のへき地や離島に医師を派遣して「乳腺科特別診療外来」を開いています。特定領域の専門医だからこそできる、地域医療への関わり方とは。
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事例
特定領域専門医が地方で働くということ―森甚一氏
福島県いわき市にある常磐(じょうばん)病院に血液内科を立ち上げた森甚一氏。「地域を舞台に活躍したいという特定領域専門医たちの切り込み隊長になりたい」と語る森氏に、地方の実情と、地方でキャリアを積むメリットを伺いました。
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事例
北海道・余市病院が海外志向の医療者に魅力的なわけ―森博威氏
北海道余市町では、海外志向を持つ医療者の受け入れを積極的に行っています。主導するのは、余市病院の森博威氏。「日本と海外を行き来している医師が、帰国時に働ける場所をつくる」というアイデアをどのように実現していったのでしょうか。
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事例
浅井東診療所の地域に“浸けて”鍛える研修とは?―宮地純一郎氏
滋賀県長浜市の浅井東診療所で、副所長・家庭医・指導医として活躍する宮地純一郎氏。北海道家庭医療センターをはじめ、さまざまな地域でスキルを磨いてきた宮地氏が語る、「診療所で教育する意義」とは。
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事例
へき地医療先進国、オーストラリアに学ぶこと―齋藤学氏
「へき地医療先進地」とされるオーストラリアのノウハウを日本に輸入しようと、合同会社ゲネプロを設立した齋藤学氏。2017年春から離島・へき地で活躍したいという医師に向けて教育プログラムを提供する予定です。オーストラリアのへき地医療に注目した理由とは?
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事例
へき地の医師不足を解消する仕組みづくり―後藤忠雄氏
市町村合併に伴い、医療提供体制の見直しを迫られた後藤忠雄氏。持続的にへき地医療を守り続けるための方法を考えた末にたどり着いたのが、「郡上市内外のへき地診療所をまとめて管理運営する」という方法でした。
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事例
在宅医療を通じて、住民が生き生きと暮らせる地域へ―紅谷浩之氏
2011年、福井県福井市に在宅医療専門クリニックを開業した紅谷浩之先生。町医者として地域貢献すべく福井市に戻った紅谷先生が、オレンジホームクリニックを立ち上げた理由とは―?
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事例
地域に応える、家庭医を育成していきたい―吉田伸氏
現在、国内に約30万人いる医師のうち、子どもからお年寄りまで診られる家庭医療専門医は約500人。今後の超高齢化社会に対応するために、そのニーズは高まっていくことが予想されています。
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事例
家族で好きになった町で、幅広い医療を提供したい―谷合久憲氏
過疎化・高齢化が進む秋田県由利本荘市に、東京都から家族で移住した谷合久憲氏。へき地医療研修で、岩手県立高田病院院長の石木幹人先生に出会ったことが大きな転機となったそうです。
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事例
子どもを通して、母親の心も治療していく―牛田美幸氏
香川県善通寺市にある、四国こどもとおとなの医療センター児童心療内科医長を務める牛田美幸氏は、子どもの心の問題を通じて、母親が抱える問題にも向き合うようになりました。子どもを治すには、まずは母親―そう気付いたきっかけは何だったのでしょうか。