
産業保健や労働衛生に関する学会はさまざまなものがあります。 学会では最新の研究動向や法改正、現場での実践事例などが発表されるため、常に新しい情報を得ることができます。 他にも、学会に参加することで最新の知識・情報の獲得、専門領域の先生との人脈形成にもつながります。そして、日頃の産業医活動においても非常に有用となるはずです。 また、他の産業医や産業保健スタッフと交流することで、日頃の疑問や課題を共有し、解決策を見つけるきっかけになります。 知識を更新し、ネットワークを広げることは、産業医としての専門性とモチベーションを高める重要な機会ですと言えるでしょう。 本記事では、あらためて知っておきたい産業保健に関連する学会と開催情報を一覧でご紹介いたします。 ※開催日などは変更となる場合もありますので、必ず公式サイトでご確認ください。
日本産業衛生学会
学会概要
産業保健・労働衛生に関する国内最大級の学術団体です。産業医活動や労働者の健康管理、職業性疾病の予防に関する研究や実践を推進しています。「日本産業医衛生学会」と「日本産業衛生学会全国協議会」がそれぞれ年1回開催されます。
日本職業・災害医学会
学会概要
職業医学と災害医学の研究・教育を通じて、医学・医療の発展に貢献することを主な目的としています。災害や職業性疾病に関する臨床医学的研究に注力し、勤労者の医療・福祉向上に寄与してきました。また、昨今の社会の変化に合わせて研究分野を労働医学全般に広げ、医療を取り巻く環境の変化にも配慮しながら運営されています。
日本産業ストレス学会
学会概要
日本産業ストレス学会は、働く人々の健康維持増進を目的とし、産業ストレスとその対策に関する学術研究や実践活動を行っている団体です。会員は産業医、臨床医、看護師、心理士、人事労務、弁護士、大学関係者など、多様な専門家で構成されています。
日本産業精神保健学会
学会概要
日本産業精神保健学会は、産業医や看護師、心理士、衛生管理者といった企業内外のメンタルヘルス担当者の連携を深める目的で設立。勤労者のメンタルヘルスに関する調査・研究の発表、および職域の管理監督者などに対するシンポジウムや講習会の開催を通じて、学際的な交流を促進し、産業精神保健の発展に貢献しています。
日本産業保健法学会
学会概要
産業保健法学会は、法学と産業医学の研究者、産業医、保健師、弁護士、社労士などの多職種が参画し、産業保健に関する法の実務と教育、および問題解決策の探求を通じて、職業生活を送る人々の健康と安全の推進を図る学会です。
ここまで産業保健に関する学会の一部をご紹介しました。 これらの学会の他にも、日本医師会や産業医科大学、中央労働災害防止協会などでは産業医向けの研修会が開催されています。 ご自身の専門分野や関心に応じてご参加されてみてはいかがでしょうか。
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