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コラム

臨床医以外にもある!医師免許を活用した働き方

2017年12月13日

医師としての臨床知識、医療業界に対する考察を、臨床現場“以外”で活用し、キャリアを切り開く医師の存在感が高まっています。その背景には、何があるのでしょうか。

産業医、査定医、公衆衛生医師…臨床現場の外で活躍する医師たち

臨床以外で医師資格を活かして働く事例はさまざま。人数の多い・少ないはありますが、以下のような形で病院やクリニック以外で活躍している医師がいることは、よく知られています。

  • 産業医
  • 社医(生命保険会社勤務)
  • MD(製薬会社勤務)
  • 基礎研究職
  • 公衆衛生医師
  • 医系技官
  • 介護老人保健施設の施設長
  • 医療・ヘルスケア系サービスの起業家
  • タレント

臨床現場以外で活躍する医師の代表例と言えるのが、産業医や製薬企業のメディカルドクター(MD)、査定医など、企業で働く医師や、公務員として働く公衆衛生医、医系技官など。特に産業医は、企業側の健康経営への興味・関心の高まり、従業員のメンタルヘルスの予防・改善などの理由で需要が高まっている領域。また、保健所等で活躍する公衆衛生医師も、QOLを充実させやすいこともあって、予防医療や疫学的なアプローチに興味を持つ医師には魅力的な職場と映ることがあります。

医師のキャリアが多様化する40代―市場の後押しもあり若手医師が起業するケースも

厚生労働省の研究班がまとめた『医師の勤務実態及び働き方の 意向等に関する調査』(2017年)では、40―50代にかけて、臨床現場以外でのキャリアを望む医師の割合が増えているという結果が得られています。

医師の勤務実態及び働き方の 意向等に関する調査より
(厚生労働科学特別研究「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」研究班)

これらに加え昨今では、20-30代の若手医師が病院のコンサルティング会社を立ち上げたり、医療サービスを創出したりするケースも。その背景には、少子高齢化に伴い、ヘルスケア産業が成長領域と位置付けられ、事業拡大・推進をしていくにあたり、医師の専門的な知識が求められている状況が挙げられ、今日では、大学医学部や行政がヘルスケアベンチャーの創出を支援するなど、市場活性化につながる動きを取りはじめています。

臨床現場”以外”でも高まる医師の需要

医学的な知識や医療現場の実情を把握している医師の専門性は今日、予防医学やビジネスの領域、介護や福祉の現場など、多くの場面で必要とされており、科目問わず多くの医師がこうした「臨床以外」の領域で活躍しています。
臨床医としてキャリアを重ねて行く中で「これまでとは違うアプローチで医療に携わりたい」「ライフイベントに合わせて働き方を調整したい」と検討しているのであれば、「医師資格を活かして臨床現場以外で働く」という選択肢も加えてみると、新たな可能性が広がるかもしれません。

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