日々、患者さんの病と向き合っている医師。しかしながら、医師自身が病を発症する可能性も大いにあります。今回は、m3.com会員の医師を対象に、病とキャリアについてのアンケート(※)を行ったところ、357人の医師から回答を得ました。前編では疾患、それに伴う予兆の有無、具体的な予兆についてご紹介します。
(※)2020年7月18~26日、m3.com会員の医師を対象にエムスリーキャリアが実施
60代以上の半数の医師は、疾患を抱えながら働いている
はじめに、定期的な通院・検査が必要な疾患を抱えているかを答えてもらったところ、回答者全体の46%が「定期的な通院・検査が必要な疾患を抱えている」という結果でした。
年代別で見てみると、20代・30代では少ないものの、40代・50代になると約3~4割を占めています。60代以上になると、回答者の半数以上が定期的な通院・検査が必要な疾患を抱えていることがわかりました。
40代以上の医師、最多の疾病予兆は「高血圧」
次に、罹患前の予兆について回答していただいたところ、「予兆があった」よりも「予兆がなかった」と回答した人が多い結果となりました。
年代別で見てみると、20代・30代にはほぼ予兆がなかったことがわかります。40代は50代よりも「予兆があった」と回答した医師が多い結果となりました。60代以上になると、回答者の約3割前後に何かしら予兆があったことがわかります。
続いて、罹患前の予兆について具体的な回答を紹介していきます。
30代、40代
50代
60代
70代
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- 通院必要で「働き方変えた」は少数。どう変えた? ―医師の病とキャリア調査(中編)
- 患者になって実感「誰もが大病を患う可能性がある」―医師の病とキャリア調査(後編)
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