上司・部下の人間関係に関する意識調査vol.1では、m3.com会員の皆様に、直属の上司に続投してほしいかどうかについて回答いただいた結果を紹介しました。
今回は、上司に関する自慢や愚痴といった評価を誰に話しているか、調べました。
不満の兆候をいち早くキャッチするには
Q4.直属の上司の方に対する評価(自慢、愚痴等)を誰かに話すことがありますか?(複数選択可)(n=1000)
回答を分析すると、上司に対する自慢や愚痴を、先輩医師ではなく、家族に話す人が多いことが分かりました。
上司の続投を望まない“不満層”に絞ると、「誰にも話さない」が19%であり、8割が誰かに上司に対する考えを話しているという結果に。割合として多かったのは家族(40%)、同僚医師(31%)で、コメディカル(24%)や、勤務先以外の医師(25%)に話すことも多いことが分かりました。
上司の続投希望を「どちらとも言えない」層は誰かに話す割合が28%で少ない傾向にあることを踏まえると、同僚医師やコメディカルから「A先生が上司の不満を言っていた」といった声が聞こえ始めたら要注意と言えるかもしれません。
職位が低いほど上司本人に伝えにくい
次に、上司に対する自慢や愚痴を誰に伝えているか、職位ごとに傾向を分析します。
その結果、職位が低いほど、「誰にも話さない」、「本人に直接伝える」の割合が低い傾向に。上司・部下の人間関係を良くするには、特に若手に対して上司から積極的に働きかけることが重要になりそうです。
調査期間:2018年6月1日 (金)~5日 (火)
対象:m3.com医師会員
回答者数:1000人
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