1. m3.comトップ
  2. キャリアデザインラボ
  3. ノウハウ
  4. コラム
  5. 結婚後、彼の家族とどう付き合うべき?!―女医のつれづれ手帖(5)
コラム

結婚後、彼の家族とどう付き合うべき?!―女医のつれづれ手帖(5)

2017年9月1日

Yu(ゆう)
結婚すると、これまで何とも思っていなかったところに気を遣うようになります。そのうちの1つが、相手の家族や親戚との付き合い方。わたしは国際結婚をしたため、なかなか特殊かと思いますが、彼の家族と日頃どのようにコミュニケーションをとっているのか、事例をふまえて紹介したいと思います。

言葉が通じなくても、大丈夫

わたしの旦那は日本人ではないので、親族のほとんどが彼の母国にいます。ですから、日常で旦那の家族を意識することは滅多にありません。おまけに義母は日本語が全く通じず、わたしも日本語以外は話せない…。子供が産まれてから3カ月間ほど短期ビザで来日してくれていましたが(それが初対面)、ちょっとした挨拶とジェスチャー程度でしかコミュニケーションが取れませんでした。しかも、義母が来日している間に限って旦那の仕事が忙しく、結局義母とは2、3回しかお会いできず…。あっという間に短期ビザが切れ、日本を後にされました。慣れない国に突然来て多少お疲れだったとは思うのですが、にこにこして帰国されたので、おそらくわたしとわたしの家族に悪い印象は抱いてないはずです(笑)。

はたから見ると、親族間で言葉が通じないなんて大変、不便では?と思われるかもしれませんが、直接言葉が通じなくても、大事なことは旦那経由で伝わるし、それはそれで楽だなと感じました。また、わたしの両親も、行事や子供関連のイベント事などで旦那の両親にわざわざお伺いを立てなくていいので、「気が楽だわ」と言っています(笑)。このあたりは国際結婚のメリットかもしれません。

国際結婚で日本に住むと楽?!

旦那は4人姉弟の3番目で長男に当たります。もともと一番上のお姉さんが日本に来ていて、旦那はお姉さんを頼りに日本に来たそうです。お姉さんはもう母国に帰られましたが、現在は旦那の弟さんが日本に在住しており、某資格取得を目指して絶賛勉強中。弟さんの住まいはわたしたちの自宅から1時間以内で行けるので、時々一緒に食事をすることもあります。旦那の弟さんも旦那に似て口数は少ないですが、とても礼儀正しい努力家で、わたしたちの子供のことも、とても可愛がってくれています。

実はまだ、一度も会ったことがない家族も沢山います。結婚後、旦那の故郷にご挨拶に行く計画もあったのですが、なかなか旦那自身の仕事の都合が付かず、延び延びに。さすがにそろそろ行くか!と思っていた矢先に、わたしが妊娠。帰省のタイミングをすっかり逃して今に至ります。今後旦那の家族に会いに行くとすれば、子供が1歳過ぎて、わたしたち夫婦の仕事が落ち着いてからでしょうか。果たしていつになることやら…。旦那のお姉さんは旦那よりも日本語が堪能らしいので、早く会ってみたいんですけどね(笑)。

旦那はむしろ、わたしの両親に気遣ったりする機会が多くて大変かもしれません。万が一、旦那の家族との距離が近かったら、家事をろくにせず、育児も旦那と分担しているわたしを見て、「なんだこの嫁は!?」と思われていたかも(いや、実際思っているかも)しれません。お陰様で、程よい距離感で暮らしている今日この頃です(笑)。

子供が産まれてからは、旦那が子供を膝に乗せて、母国の家族とテレビ電話をして子供の成長を見せたりします。旦那の家族はみんな子供大好きなので、何言っているかは全く謎ですが、義父母や旦那の親戚みんなが子供を可愛がっていて楽しそうに会話しているのをいつも眺めています。今のところ、旦那の母国に移住する予定はないので、当分はこのような関係性で行くのではないでしょうか。わたしの話はあまり一般的ではないので参考になるのかわかりませんが、こんな形のところもあるのだなと感じていただければ幸いです。旦那のお国柄にもよりますが、国際結婚で日本に住むパターンでは、こんな雰囲気 (少なくとも我が家は)ですね(笑)。

考え方はそれぞれ ほどよい距離感を

日本人同士の結婚をした知り合いの中には、旦那さんの家族との折り合いで悩んでいる話もちらほら耳にします。いくら夫が、妻が働くことや妻の仕事に理解があっても、夫側の両親の考え方や思考次第では、苦労があると容易に想像ができます。

その一例として、とあるワーママの友人(医師ではない)は、どうしても定時に帰宅できないことが多く、学校が終わった子供を義父母宅で見てもらうこともしばしば。子供を預ける度に「そこまでして仕事を続けるのか。子供が可哀想。家庭に入りなさい」ということを言われるそうです。わたしだったら逆ギレしてしまいそうですが(笑)、彼女はとりあえず「はい、すみません。ご迷惑かけます」と返事をしてやり過ごしているそう。生きてきた時代もあるでしょうから、一概に全否定もできませんが、こちらも家庭と世の中のために頑張っているんです!と言いたくなります。

夫だけでなく、働く妻も、家庭を守る妻もそれぞれ評価され、家族や地域で支え合える時代が早く来てくれると嬉しいですね。

Yu
ゆう
麻酔科医・内科医

医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

仕事とプライベートを両立しながら働きたい女性医師の方へ

結婚・出産・育児・介護などを考えると、今の勤務先は続けにくいとお悩みではありませんか。

エムスリーキャリアは全国10,000以上の医療機関と提携し、以下のような希望を叶えられる求人もお預かりしています。
●オンコール・当直・時間外勤務なし
●複数体制で急な休みが取りやすい
●院内保育園完備、保育所までの送迎あり

ご希望であれば女性のコンサルタントが担当いたしますので、お気軽にご相談ください。

この記事の関連キーワード

  1. ノウハウ
  2. コラム

この記事の関連記事

  • コラム

    コロナ禍だから振り返りたい「扶氏医戒之略」―わたしの女医ライフ

    ドクターと医学生の交流を目的とし、将来の選択肢を増やすためのイベント「Doctors’ Style」の代表を務める正木稔子先生が、「女性医師だからできない」ことではなく、「女性医師だからできる」ことについて語ります。

  • コラム

    女医を悩ます「2人目の子」のタイミング―女医の「2人目」問題 vol.2

    当然のことながら、子どもを授かるということはそう簡単なテーマではありません。2人目に限らず、「いつ子どもを出産するか」は、働く女性にとっての永遠のテーマとも言えます。難しい問題ではある一方で、「いつ出産したら、どんなリスクがあるのか」を意識しておくことで、出産・育児がスムーズになる側面もあるでしょう。2人目の出産を悩んだ女医の一人として、2人目の子どもをいつ出産すべきか、読者の皆さんと一緒に考えたいと思います。

  • コラム

    女医に立ち塞がる「2人目の子」の壁―女医の「2人目」問題 Vol.1

    私の親しい女医仲間や女医に限らずとも、仕事を持つ女友達の間では、「2人目どうする?」という話題が顔を合わせるたびに出てきます。自分の身の回りだけでもこれだけありふれているのだから、全国的にみたらかなりの割合で「2人目」について悩んだり考えたりしている女性がいるということではないでしょうか。私自身も1人の子どもを持ち、今すぐではないにしろ、近しい将来2人目も考えている当事者ですので、自分の考えや、周囲の声も織り交ぜながら、読者の皆様と一緒に「2人目問題」についての事柄を整理していければ幸いです。

  • コラム

    どう築く?産後のキャリア─女医のつれづれ手帖(22)

    子供が生まれたことで、医師としての目標と母としての理想の狭間で揺れる方も多いでしょう。復職するのか否か、働き方はどうするのかなど、悩む内容も人それぞれ。今回は、私なりの産後のキャリアプランの描き方についてお話したいと思います。

  • コラム

    不測の事態、どう対応する?職場で子育てを応援してもらうには─女医のつれづれ手帖(21)

    産休・育休明けは、生活リズムの変化や久々の職場復帰など自分自身の負担も大きくなる時期。不測の事態に対応するためにも、家庭や職場からバックアップしてもらえるよう働きかけていく必要があります。今回は、私がどのように育児と仕事の両立をしているか、周囲との関係づくりのポイントも含めお話したいと思います。

  • コラム

    実録! 1歳3カ月の子どもを持つ、女医ママのタイムスケジュール―女医のつれづれ手帖(20)

    ただでさえ多忙な医師が、仕事をしながら子育てをするのは想像がつかない―。そのように考える女性医師は少なからずいるのではないかと思います。実際に働きながら育児をしてみると、工夫次第で何とかなるものです。今回は、1歳3カ月の子どもを持つわたしが、どのようなスケジュールで過ごし、何を重視して仕事と育児に取り組んでいるかをお伝えできればと思います。

  • コラム

    「復職先に求めるもの」、整理できていますか?―女医のつれづれ手帖(19)

    Yu(ゆう)先生インタビュー。復職先に求めるもの=働きやすい環境、この一言に尽きると思います。それを具体的に洗い出し、優先順位を付け、勤務先に伝えられるかどうかが、復職後の働き方を左右するのではないでしょうか。今回は、わたしが復職先に求めたいもの、それをどのように活かして働いているかをお話ししたいと思います。

  • コラム

    女医ママの復職先、探し方のポイント―女医のつれづれ手帖(18)

    「今の勤務先で出産後も働き続けるか」「今の勤務先を辞めて、出産後は違う勤務先で働くか」―。子どもを授かった女医にとって、出産後にどう働くかは悩ましい問題ではないでしょうか。わたしはフリーランスという立場ですが、仕事と育児のバランスをとるために、産休前と復職後で働き方や勤務先を変えました。今回は、復職にあたり、わたしがどのように職場を探したかについてお話したいと思います。

  • コラム

    甘え上手は仕事復帰しやすい?!―女医のつれづれ手帖(17)

    Yu(ゆう)先生インタビュー:産休・育休中から仕事復帰をする場合、さまざまな関門が待ち構えています。それをクリアするためには、周囲の協力が必要不可欠。今回は、仕事復帰にあたり「いかに支えてもらうか」を実現させるために、わたしが実践したことをお伝えしたいと思います。

  • コラム

    あえて理由は告げずに退職。悔いない転職のために、わたしが考えたこと―女医のつれづれ手帖(16)

    Yu(ゆう)先生コラム:現職との退職交渉は、医師の転職活動における最難関と言っても過言ではありません。タイミングや伝え方次第で、新しい職場へのスムーズな入職が難しくなってしまうことも少なからずあるようです。今回は、わたしがどのように退職意向を伝えたか、入職日までどう過ごしたかも併せてお話ししたいと思います。

  • 人気記事ランキング