1. m3.comトップ
  2. キャリアデザインラボ
  3. ノウハウ
  4. 調査
  5. 新型コロナ禍、仕事とプライベートの満足度は?―2020年前半を振り返るアンケート調査(前編)
調査

新型コロナ禍、仕事とプライベートの満足度は?―2020年前半を振り返るアンケート調査(前編)

2020年7月8日

気付けば2020年も折り返し地点。今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、医療業界はもちろん、社会全体が大きな影響を受けた半年だったのではないでしょうか。医師の皆さんは2020年前半(1~6月)をどう受け止めたのか、アンケート調査の結果をもとに見ていきます。

「とても満足」は数パーセント

m3.comCAREERが医師を対象に実施したアンケート(※)で、2020年前半(1~6月)における仕事とプライベートの満足度を調査したところ、どちらも「とても満足」した人はごくわずかに。そして「まあまあ満足」から「とても不満」と思う人までが、大きな偏りなく分かれました。
(※)20~70代のm3.com医師会員601人が回答。

表1:2020年前半の満足度(仕事)(20~70代の医師601人が回答)

表2:2020年前半の満足度(プライベート)(20~70代の医師601人が回答)

満足度の理由には、仕事とプライベートに共通して新型コロナウイルスの影響をあげる医師が大半を占めました。しかし、この状況をポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかは個人差があります。アンケート結果からリアルな声を一部抜粋してご紹介します。

満足

  • 新型コロナウイルス流行の少ない地域だったので、患者減はあったものの、仕事の濃度は増えなかった。勤務医のため当面の減収はなくまあまあ。(30代、男性、耳鼻咽喉科)
  • 一般外来の受診者数などは少なく診療実績としては物足りないが、院内感染を防ぐための対策ワーキンググループに属するなどで病院組織としての活動に注力する時間となった。以後の対策も図れたため、ある程度満足している。(40代、男性、小児科)
  • クリニック運営にトラブルもなく、業績も下がらなかったのでまあまあ満足。(40代、男性、泌尿器科)
  • 外来診療時間が減ったため、病棟業務に集中できるようになり、結果早く仕事が終わり、帰れるようになった。飲みに出かけなくなったのはマイナスだが、子供と長くいられたので良かったです。(50代、男性、内科)
  • コロナで、ZOOMでの講演会が増えた。これまでは、東京に行かないと受けられなかった。(50代、男性、内科)

どちらとも言えない

  • コロナのため、婚活含め交友関係拡大ができなかった。(30代、男性、循環器科)
  • コロナによる減収も大きいですが、それ以上に院内の対策などで他スタッフとの対立もできてしまった。色々な意味でコロナの傷ができた前半です。(50代、男性、内科)
  • 出かけたりすることはできなかったが、もともと出不精であったから自宅の片付けやランニングとか時間のかかる自分のやりたいことは結構できた。家族と一緒の時間が長くなんとなく良い感じ。(50代、男性、循環器内科)
  • 趣味の集まりができなくなって日常が乱された。孫が保育園に行けず、孫守にかり出された、これはちょっとうれしかったが、移動が大変だった。(60代、女性、産婦人科)

不満

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大、緊急事態宣言の発令に伴い、4月と5月の患者数が半減した。4月13日から5月9日まで週休5日という状態だった。(30代、女性、産婦人科)
  • あまりにも直接の診療以外の消毒作業などに時間がかかり、自分の時間がほとんどなかった。(50代、男性、内科)
  • コロナの関係で3月からの学会、講演会、研究会等がすべて中止延期になった。(50代、男性、整形外科)
  • 自粛直前にヨーロッパに渡欧して、現地で非常事態宣言が発令されて何も出来ずあわてて帰って来たこと。(50代、男性、内科)
  • やはり、stay homeのため、レクリエーション(旅行や観劇・コンサートなど)が何もできなかった。(50代、男性、心臓血管外科)

今回は、新型コロナウイルス感染症に見舞われた2020年前半の仕事とプライベートを先生方に振り返っていただき、その満足度を答えてもらいました。「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、このコロナ禍はこれまでの過ごし方を見直し、新しいことにチャレンジする機会になるのかもしれません。後編では、今後の働き方や2020年後半の展望に関するアンケート結果をご紹介します。

今後のキャリア形成に向けて情報収集したい先生へ

医師の転職支援サービスを提供しているエムスリーキャリアでは、直近すぐの転職をお考えの先生はもちろん、「数年後のキャリアチェンジを視野に入れて情報収集をしたい」という先生からのご相談も承っています。

以下のような疑問に対し、キャリア形成の一助となる情報をお伝えします。

「どのような医師が評価されやすいか知りたい」
「数年後の年齢で、どのような選択肢があるかを知りたい」
「数年後に転居する予定で、転居先にどのような求人があるか知りたい」

当然ながら、当社サービスは転職を強制するものではありません。どうぞお気軽にご相談いただけますと幸いです。

エムスリーキャリアは全国10,000以上の医療機関と提携して、多数の求人をお預かりしているほか、コンサルタントの条件交渉によって求人を作り出すことが可能です。

この記事の関連キーワード

  1. ノウハウ
  2. 調査

この記事の関連記事

  • 調査

    新型コロナの混乱、医師の人生観に影響も

    年明け早々、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に翻弄された2020年前半。社会が大きく変わるタイミングで、自身の生活を振り返り、優先順位を見直した人もいるのではないでしょうか。後編では、アンケート結果のうち、今後の働き方や2020年後半の抱負について取り上げます。

  • 調査

    医師6割、職場のコロナ対応「勤続意欲に影響」

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し、医療機関ではさまざまな対応を求められています。勤務先の対応を、医師たちはどのように評価しているのでしょうか。医師689人が回答したアンケート調査の概要をお伝えします。

  • 調査

    勤務先のコロナ対応、4割が「満足」

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し、医療機関ではさまざまな対応を求められています。勤務先の対応を、医師たちはどのように評価しているのでしょうか。医師689人が回答したアンケート調査の概要をお伝えします。

  • 調査

    参加必須 芸を披露…医局の親睦会あるある―医局に関するアンケート調査Vol. 5

    いよいよやってくる忘年会のシーズン。宴会芸や幹事経験をした先生も多いのではないでしょうか。医師1000人にご自身の医局について聞いたアンケートをまとめた本シリーズ。最終回は、忘年会をはじめとする医局での親睦会のルールについてご紹介します。

  • 調査

    うちの医局だけ?休暇取得の独自ルール―医局に関するアンケート調査Vol. 4

    m3.comの医師会員1000人に、医局に対する考えを聞く本シリーズ。第4回目となる今回は、休暇のルールや医局外の人に驚かれた慣習についてご紹介します。

  • 調査

    医局人事、出世できる医師の条件は?―医局に関するアンケート調査Vol. 3

    12月から特に活発化していく、医局人事の発表。では実際のところ、どんな条件を満たした医師が異動や昇進、昇格の対象になっているのでしょうか。m3.comの医師会員1000人を対象に実施した調査の概要をお知らせします。

  • 調査

    医局人事確定のピーク 地域によって差―医局に関するアンケート調査Vol. 2

    医師のキャリアにも大きな影響を与えうる、関連病院への異動や教授選。各地の大学医局ではどのようなルールで、こうした医局人事を運用・決定しているのでしょうか。医局に所属した経験を持つ医師1000人に聞いたアンケートを紹介します。

  • 調査

    「上司との相性が勤続に影響」7割 医師が職場に求めること─上司・部下の人間関係に関する意識調査vol.5

    入職や退職に影響するものとして挙げられがちなのが年収や当直・オンコール有無などですが、上司や部下との人間関係も大きな要素になります。m3.com会員の皆様は、直属の上司との相性が離職にどれほど影響すると考えているのでしょうか。

  • 調査

    上司に関する自慢・愚痴、誰に話す?─上司・部下の人間関係に関する意識調査vol.4

    上司・部下の人間関係に関する意識調査vol.1では、m3.com会員の皆様に、直属の上司に続投してほしいかどうかについて回答いただいた結果を紹介しました。今回は、上司に関する自慢や愚痴といった評価を誰に話しているか、調べました。

  • 調査

    「部下は完璧にはなれません」憎まれ上司の条件─上司・部下の人間関係に関する意識調査vol.3

    “憎まれ上司”はいったい、どんな点で不満を持たれているのでしょうか。今回は、直属の上司に続投してほしくないと答えたm3.com会員の皆様から寄せられた、“憎まれ上司”に改善してほしいポイントをご紹介します。

  • 人気記事ランキング