介護サービスが発達してきた今日、患者の「生活の場」もさまざまです。在宅医として、個人宅を訪問するケースもあれば、有料老人ホームなど、施設を訪問するケースもあります。今回は、個人宅と施設、それぞれに訪問診療を行う場合の違いを紹介します。
個人宅の場合
患者やその家族が暮らす個人宅への在宅医療は、「患者とじっくり向き合いたい」という医師にとっては、やりがいを見出しやすいようです。一方で、訪問できる施設数は地理的な条件に左右されやすいため制限がかかりやすく、実際に医師が訪問する件数は1日8―9件程度というのがおおよその目安となっています。
施設の場合
一方、施設で暮らす患者を対象に行う在宅医療では、施設職員とのやり取りを行いながら1つの施設で十数人単位のまとまった患者を診ることが可能です。施設を中心に在宅医療を展開している法人の場合、1日2施設(午前・午後で1施設ずつ)程度訪問するようなスケジュールが多いようです。施設対象の在宅医療は、効率的に多くの患者に携わることができるのは大きなメリットですが、個人宅と比べると、一人ひとりの患者との関係は薄まってしまいがちだという意見もあるようです。
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