1. m3.comトップ
  2. キャリアデザインラボ
  3. ノウハウ
  4. コラム
  5. 医師の婚活、難易度高めって本当ですか?―女医のつれづれ手帖(2)
コラム

医師の婚活、難易度高めって本当ですか?―女医のつれづれ手帖(2)

2017年8月4日

Yu(ゆう)
>雑誌やインターネットのニュース記事で見かける、結婚したい職業ランキング。「医師」という職業は、男性の場合TOP3にランクインすることが多いですが、女性になるとランクインすらしないというのが現実です。せっかく頑張って医師になったのに、なんだか切なくなってしまいますよね…。職業で結婚が決まるというわけではありませんが、婚活市場において判断材料になるのは事実。今回は、女医の婚活事情について赤裸々にお伝えしたいと思います。

医師の特殊な事情

婚活や結婚の悩みというテーマは、最近あちこちで話題ですよね。
医師の婚活事情は、性別で大きな差があるため特殊かもしれません。はっきり言って、男性は医学生になったその瞬間から、黙っていても女性が寄ってきます。仮に外見が残念だとしても、です(笑)。しかし、女性の場合はどうでしょうか。学生時代はテストや実習に追われて学校と自宅の行き来だけになりがち。卒業して研修医になると、出会いの場に出向く余裕などもなく、やっと一人前になったかと思えば30歳を超えており、いいなと思った男性医師達はだいたい結婚している…。結婚どころか、恋愛ってなんだっけ?となる女医さんをよく見かけます(そうでない人もたくさんいると思いますが)。なかには学生結婚したり、卒業後も学生時代の恋人とお付き合いを継続してゴールインしたりする人もいるんですけどね。

婚活の障壁「女医あるある」

女医の婚活を語る上で絶対に外せないのが、「女医あるある」。女医さんのブログや書き込みでもよくお見かけすることも多いとは思いますが、わたしの実体験も含めていくつかご紹介します。

たまの機会で行った合コンや街コン(大概、仲のいいナースに誘われたりする)で、自己紹介の時、うっかり「医師です」と口を滑らせてしまったばっかりに、初対面の男性から

「え~!? お医者さんなの~? 俺さぁ、最近〇〇が痛いんだけど~」
「うそ!女医って本当にいるんだね!すげー」
「〇〇先生!〇〇先生!」(突然先生呼ばわり)

…というようなことを浴びせられたりするんですよね。これ、実話なんですけど…。女医さんなら一度や二度ご経験があるのではないでしょうか? 医者と吐露してしまった瞬間から始まる、謎の健康相談とふざけたお医者様扱い。時には宇宙人かツチノコか!?という扱いまで受けるわけです。こんなことだけで済めばまだマシ。さらにひどい時は、女医というだけでドン引きされたり、いきなり「給料いくら?」と収入を競ったりしてくる人までいますから。こういった具合で、女医の婚活は困難を極めるわけです。わたしの場合、ある時からそのような場では「看護師」設定でいくことにしました。すると、「看護師」と「女医」とで男性の態度が明らかに違う。それはもう、女医であることが悲しくなってしまうほど…。補足しますと、これらは男性陣が医療系以外の他職種の場合に起こりやすい事象になります。

なかには、医学部受験から真面目にコツコツ勉強してきて医者になった女医さんで、恋愛経験値が足りず、男性と何を話していいのかすら分からず、出会いの場に行っても何も喋れずに終わってしまうケースも。女医と聞いて初めはわかった風に近づいて、最終的にお金目当てだった…という被害に合う人もいるそうです。こんなことが重なると、多大な労力も学費も費やして医者になったのにあんまりだ、と考えたりすることもありますよね。

女医の婚活を難しくしている要因として、このご時世でも「女性は家事と育児をしてればいい存在」と考える古風な男性、または同様に考える両親を持つ男性がまだまだ多いことが挙げられます。女医に限らず、働く女性にとっては厄介な問題です。養ってもらう気満々で近寄られるのも当然嫌ですけど、医師免許を持っていながら完全に辞めてしまうのはもったいない話。せっかく知り合った男性がこういうタイプだと、その人との家庭像はなかなか想像しにくいですよね。このように、女医が婚活しても、運命の相手を見つけるにはなかなか苦労することが多いのです。

女医が狙うべき男性とは?

女医の婚活事情についてまとめると、以下のような結論にいたります(笑)。

① 婚活を落ち着いて行う余裕がまずない
② 婚活してみても嫌な思いをしたりする
③ 最終的になんかもうどうでも良くなる

ここまでネガティブなことを中心に書いてきましたが、女医だからといって望みがないわけではありません。最近では、育児や家事を分担してくれる男性も増えていますし、わたしの旦那のように、「女医だから何?」と職業だけで相手を判断しない、良い意味で無関心の人もいます。個人的には、20代・30代は仕事に明け暮れていて婚期を逃してしまったという人や、逆に年下の男性も狙い目だと思います。現にわたしも含めて、親しい女医さんは年上女房率が高いです。女医が、「婚活しよう!」という時には年齢的に焦ってしまうことも多いかもしれません。しかし、少し視点を変えてみると、思いもよらなかった相手が婚活対象者になるかもしれないですね。

Yu
ゆう
麻酔科医・内科医

医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

仕事とプライベートを両立しながら働きたい女性医師の方へ

結婚・出産・育児・介護などを考えると、今の勤務先は続けにくいとお悩みではありませんか。

エムスリーキャリアは全国10,000以上の医療機関と提携し、以下のような希望を叶えられる求人もお預かりしています。
●オンコール・当直・時間外勤務なし
●複数体制で急な休みが取りやすい
●院内保育園完備、保育所までの送迎あり

ご希望であれば女性のコンサルタントが担当いたしますので、お気軽にご相談ください。

この記事の関連キーワード

  1. ノウハウ
  2. コラム

この記事の関連記事

  • コラム

    コロナ禍だから振り返りたい「扶氏医戒之略」―わたしの女医ライフ

    ドクターと医学生の交流を目的とし、将来の選択肢を増やすためのイベント「Doctors’ Style」の代表を務める正木稔子先生が、「女性医師だからできない」ことではなく、「女性医師だからできる」ことについて語ります。

  • コラム

    女医を悩ます「2人目の子」のタイミング―女医の「2人目」問題 vol.2

    当然のことながら、子どもを授かるということはそう簡単なテーマではありません。2人目に限らず、「いつ子どもを出産するか」は、働く女性にとっての永遠のテーマとも言えます。難しい問題ではある一方で、「いつ出産したら、どんなリスクがあるのか」を意識しておくことで、出産・育児がスムーズになる側面もあるでしょう。2人目の出産を悩んだ女医の一人として、2人目の子どもをいつ出産すべきか、読者の皆さんと一緒に考えたいと思います。

  • コラム

    女医に立ち塞がる「2人目の子」の壁―女医の「2人目」問題 Vol.1

    私の親しい女医仲間や女医に限らずとも、仕事を持つ女友達の間では、「2人目どうする?」という話題が顔を合わせるたびに出てきます。自分の身の回りだけでもこれだけありふれているのだから、全国的にみたらかなりの割合で「2人目」について悩んだり考えたりしている女性がいるということではないでしょうか。私自身も1人の子どもを持ち、今すぐではないにしろ、近しい将来2人目も考えている当事者ですので、自分の考えや、周囲の声も織り交ぜながら、読者の皆様と一緒に「2人目問題」についての事柄を整理していければ幸いです。

  • コラム

    どう築く?産後のキャリア─女医のつれづれ手帖(22)

    子供が生まれたことで、医師としての目標と母としての理想の狭間で揺れる方も多いでしょう。復職するのか否か、働き方はどうするのかなど、悩む内容も人それぞれ。今回は、私なりの産後のキャリアプランの描き方についてお話したいと思います。

  • コラム

    不測の事態、どう対応する?職場で子育てを応援してもらうには─女医のつれづれ手帖(21)

    産休・育休明けは、生活リズムの変化や久々の職場復帰など自分自身の負担も大きくなる時期。不測の事態に対応するためにも、家庭や職場からバックアップしてもらえるよう働きかけていく必要があります。今回は、私がどのように育児と仕事の両立をしているか、周囲との関係づくりのポイントも含めお話したいと思います。

  • コラム

    実録! 1歳3カ月の子どもを持つ、女医ママのタイムスケジュール―女医のつれづれ手帖(20)

    ただでさえ多忙な医師が、仕事をしながら子育てをするのは想像がつかない―。そのように考える女性医師は少なからずいるのではないかと思います。実際に働きながら育児をしてみると、工夫次第で何とかなるものです。今回は、1歳3カ月の子どもを持つわたしが、どのようなスケジュールで過ごし、何を重視して仕事と育児に取り組んでいるかをお伝えできればと思います。

  • コラム

    「復職先に求めるもの」、整理できていますか?―女医のつれづれ手帖(19)

    Yu(ゆう)先生インタビュー。復職先に求めるもの=働きやすい環境、この一言に尽きると思います。それを具体的に洗い出し、優先順位を付け、勤務先に伝えられるかどうかが、復職後の働き方を左右するのではないでしょうか。今回は、わたしが復職先に求めたいもの、それをどのように活かして働いているかをお話ししたいと思います。

  • コラム

    女医ママの復職先、探し方のポイント―女医のつれづれ手帖(18)

    「今の勤務先で出産後も働き続けるか」「今の勤務先を辞めて、出産後は違う勤務先で働くか」―。子どもを授かった女医にとって、出産後にどう働くかは悩ましい問題ではないでしょうか。わたしはフリーランスという立場ですが、仕事と育児のバランスをとるために、産休前と復職後で働き方や勤務先を変えました。今回は、復職にあたり、わたしがどのように職場を探したかについてお話したいと思います。

  • コラム

    甘え上手は仕事復帰しやすい?!―女医のつれづれ手帖(17)

    Yu(ゆう)先生インタビュー:産休・育休中から仕事復帰をする場合、さまざまな関門が待ち構えています。それをクリアするためには、周囲の協力が必要不可欠。今回は、仕事復帰にあたり「いかに支えてもらうか」を実現させるために、わたしが実践したことをお伝えしたいと思います。

  • コラム

    あえて理由は告げずに退職。悔いない転職のために、わたしが考えたこと―女医のつれづれ手帖(16)

    Yu(ゆう)先生コラム:現職との退職交渉は、医師の転職活動における最難関と言っても過言ではありません。タイミングや伝え方次第で、新しい職場へのスムーズな入職が難しくなってしまうことも少なからずあるようです。今回は、わたしがどのように退職意向を伝えたか、入職日までどう過ごしたかも併せてお話ししたいと思います。

  • 人気記事ランキング