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コラム

独身女医が「結婚したい」と決意するとき―女医のつれづれ手帖(1)

2017年7月28日

Yu(ゆう)
ご存知の通り、医師が一人前になるには時間が掛かります。専門医取得後、それなりに経験を積んで「一人前になった」と自信を持って言えるのが30代半ば頃でしょう。多忙を極める女医にとって、結婚はそう簡単ではないように思います。一人前になるとさらに忙しくなりますし、そのような状況で出会いの場に足を運ぶのはなかなか難しいからです。今回は、わたしが結婚に踏み切った理由についてお伝えしていきたいと思います。

スピード婚の裏事情

わたしと旦那が結婚を決意したのは、初めて出会ってから数ヶ月後。いわゆる、スピード婚でした。
きっかけは、旦那のビザ更新。ここで「ビザ?」と思われる方もきっといると思います。なぜなら、わたしの旦那は外国人だから。ちなみに、外国人を追い掛けていたわけではありませんし、この人と結婚するだろうというインスピレーションもなく、なんとなくいいかも…という延長線上の結婚でした。

旦那は、留学ビザで日本に来ていました。わたしと出会う前から、このまま日本に残るか、国に帰るか悩んでいたそうです。日本は今でこそ国際的になってきて、いろんな国の方が出入りするようになりましたが、なかには「日本の文化」や「日本人」になじめず、泣く泣く国に帰る人も少なくありません。旦那もそのうちの一人でしたが、わたしと知り合って国に帰ることを止め、日本に留まる方を選んでくれました。すると、ビザの更新が迫っているとのこと。それならば、思いきって籍を入れよう!という展開になりました。

わたしの両親は娘の突然の結婚話、さらに相手は外国人と最初は戸惑っていたようです。ただ、旦那は外国人といってもアジア圏で外見も日本人と大差なく、性格も大人しい―いわゆる「草食系男子」といった感じなので、両親にも割とすぐに受け入れられていました。

きっかけがなければ、結婚しなかったかもしれない

わたし自身、家事も苦手で、結婚願望もそこまで強くありませんでした。一人も楽だし、そのうち結婚できればいいと思っていました。旦那も恋愛は苦手なタイプで一人の時間が好きなので、その辺が共通していたのが良かったかもしれません。こんな二人だったので、「ビザの更新」というきっかけがなければ、結婚せずにズルズル付き合って終わっていたかもしれないですね(笑)。

外国の方や、周りに外国のお友達がいる方はご存知かもしれませんが、ビザの更新や手続きは正直面倒くさい作業です。相手の国の規定などにも寄るらしいですが、わたしたちが結婚して、旦那が配偶者ビザを申請した時は、入国管理局(以下、入管)に出向き、面接や審査をされました。本人だけでなく、配偶者(=わたし)の審査もいろいろアリです。最近は不法滞在やテロなどが問題になっているので、入管も厳しくなるのは致し方ないと思う一方、イライラする面も(笑)。安易に国際結婚するのは大変だ!と、ここで初めて痛感した次第です…。ただ、出会って間もない結婚だったので、こういった山を乗り越えて徐々に夫婦になったような気がします。わたしたちの場合はビザの更新という時間的制限もあり、それが良いタイミングとなりました。

女医の結婚を後押しするもの

一昔前までは、結婚は当たり前のことでしたが、今やそうもいかない世の中。特に女医はモテませんから(笑)、結婚問題は深刻です。わたしが結婚前、「そのうち結婚できればいい」と考えていたのは、一種の開き直りだったのかもしれません。結婚適齢期が女医にとって一番の働き盛りだったりするので、多少強制的なきっかけが与えられないと、相手がいてもなかなか結婚には至らないことも多いのではないでしょうか?

そんな環境の中、ポッと現れた旦那。わたしもちょうど30代に乗っかったところで、仕事も一段落してきていたところ。後々聞いた話では、旦那の方も、母国の親から「結婚はまだか?」と急かされていたみたいです。今思えば、ビザの更新以外にもいろんなタイミングが重なって後押しされていたんですね(笑)。
もちろん、結婚に不安がないと言えば嘘になります。しかし、女医である以上、結婚に関してはあまりくよくよ考えすぎず、勢いも必要なのだなぁと改めて思う、今日この頃です。

Yu
ゆう
麻酔科医・内科医

医学部卒業後、某医局で麻酔科認定医取得。 30代で国際結婚、1児の母。現在は麻酔科・内科医として働きながら、 自身の経験を活かした執筆活動も行う。

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