1. m3.comトップ
  2. キャリアデザインラボ
  3. 転職ガイド
  4. 年収アップ
  5. スポットアルバイトで効率的に収入を高めるポイントとは?
年収アップ

スポットアルバイトで効率的に収入を高めるポイントとは?

2018年12月1日

常勤先を持ちながらもスポットアルバイトで臨時収入を得られるのは、医師という職業の大きな特徴と言えます。ただ、スケジュールに合う求人を自力で探し出すのは意外と手間がかかるのも事実。今回は、効率的なスポットアルバイト活用術について、考察します。

「日勤は時給1万円」「夜勤は1回3.5万円~」が相場

スポットアルバイトの給与相場は、エリア・診療科目・経験年数にかかわらずおおむね一定。ただし、日勤と夜勤とで事情は大きく異なります。

医師_聴診器日勤の場合、外来や訪問診療、健康診断などさまざまな業務内容で求人が出されていますが、給与相場は内科の場合「時給1万円」が一般的。耳鼻科、眼科、精神科など一部の科目では時給1万3000円といった求人が提示されることもあるほか、業務の忙しさや急募か否かなどによっても多少の増減が生じることもあるようです。いずれにせよ条件の良い求人はすぐに充足してしまう傾向にあるので、業務負荷や勤務日時、エリアなども良く確認し、希望とマッチしていたら、スピーディに応募することがポイントです。

一方、当直などの夜勤の場合、救急対応の少ないような医療機関では「1回3万5000円」が相場とされていますが、救急対応が忙しい医療機関などでは、6万円以上の給与が提示されるケースも珍しくありません。夜勤帯でのスポットアルバイトを検討する際は、救急車の搬送台数などもよく確認し、業務負荷が対価に見合うと感じられるかどうか、検討しておくと安心です。

毎月のシフトを伝え、スケジュールに合う求人を探してもらう医師も

f17f3eb2c785b453dd685ff13ef9e4b7_s医師にとって臨時収入を得るための有効な手段と言えるスポットアルバイト。しかし、スケジュールが合い、かつ通勤可能な範囲の求人をイチから探し出すのは意外に手間が掛ります。

実際にスポットアルバイトを活用して収入を増やしている医師の中には、自力で求人探しするのではなく、毎月のシフト表を医師人材紹介会社に伝え、その月のスケジュールにマッチするスポットアルバイトを紹介してもらいながら月次で勤務計画を立てている方も。この方法であれば、たとえば常勤先のシフトが変動的で定期非常勤先を確保できないような医師であっても、月4回、日勤帯で8時間スポットアルバイトをすることで、単純計算で30万円強の月収を増やすことが可能。「通勤圏内で良い求人が出たら教えて欲しい」「こんな業務内容の求人が出てきたら教えて欲しい」など、柔軟に対応してもらうこともできます。

このほか、医療機関からの求人ニーズが高まる年末年始やゴールデンウィーク、お盆といった大型連休を狙って、スポットアルバイトを行う方法もあります。こうした大型連休に生じる常勤医の穴を埋めてほしいと、「3~4日連続勤務のスポット医募集」のようにイレギュラーな求人が生じることもあり、そうした要望に柔軟に応じるほど、給与額は上がりやすいようです。

まずは、ライフスタイルを崩し過ぎない範囲での検討を

今回は収入増という側面からスポットアルバイトについて解説しましたが、常勤先とは異なる医療機関で、普段診られないような症例を経験できたり、人脈を形成できたりするのもスポットアルバイトの大きなメリット。もちろん現在のライフスタイルを崩し過ぎないよう注意は必要ですが、「短期的に臨時収入が必要」「休日を多少減らしてでも収入を増やしたい」とお考えであれば、空いている時間にスポットアルバイトを活用する方法を考えてみても良いかもしれません。

スポットアルバイトをお探しの先生へ

エムスリーキャリアでは、スポットアルバイトの求人紹介も行っております。
先生のお力を必要としている医療機関は多数ございます。

研究日・休日や夜間など、先生の貴重なお時間をいただきますが、ぜひともお力をお借りできれば幸いです。

スポットアルバイトをお探しの先生は、下記よりお問合せください。

この記事の関連キーワード

  1. 転職ガイド
  2. 年収アップ

この記事の関連記事

  • 企業(産業医・MD・社医)

    有害業務と特殊健診、産業医として特に重要なこと

    記事では、有害業務の定義と具体例、特殊健診の目的を解説します。産業医の先生が持つ重要な役割として、法令遵守、リスク把握、そして異常所見時の事後措置・就業判定の2つのポイントを紹介します。

  • 企業(産業医・MD・社医)

    産業医のスキルアップや職場で役立つ3つの資格

    産資格の取得は産業医として活動していく上でとても役立ちます。本記事では、産業医が知っておきたい専門性の高い資格を紹介します。

  • 企業(産業医・MD・社医)

    産業医が知っておきたい学会・研修情報

    本記事では、あらためて知っておきたい産業保健に関連する学会と開催情報を一覧でご紹介いたします。

  • 企業(産業医・MD・社医)

    産業医活動の「あるある」とTips〈第3回〉働く前に知っておきたかった「ビジネスパーソン」の基礎知識

    連載第3回となる本記事では、私が「働く前に知っておきたかった」という観点で、医療機関とは異なる部分の多い「企業」の文化と対応についてご紹介します。

  • 企業(産業医・MD・社医)

    〈第4回〉信頼できる主治医を見つける重要性とその見極めポイント

    〈連載第4回〉従業員のメンタルヘルス不調対応には、信頼できる医師との連携も欠かせません。精神科クリニック院長であり産業医として職場のメンタルヘルスに向き合い続ける吉野聡先生が解説します。

  • 企業(産業医・MD・社医)

    〈第3回〉職場復帰時の異動 会社は対応すべきなのか(後編)

    〈連載第3回・後編〉職場復帰時の異動。それを取り巻く背景と人事・産業医の対応について、精神科クリニック院長であり産業医として職場のメンタルヘルスに向き合い続ける吉野聡先生が解説します。

  • 年収アップ

    年収アップの転職、30代・40代・50代でどう変わる?

    医師の転職理由のひとつに挙げられる「年収」。年収アップできた医師の転職には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は人材紹介会社を利用した転職事例から、年収アップのポイントを年齢別に紐解きます。

  • 年収アップ

    定期非常勤アルバイトで収入を高めるためのポイントとは?

    医師にとって、安定的な収入源となる定期非常勤のアルバイト。今回は、収入増加策という視点から、効果的な求人の探し方を解説します。

  • 年収アップ

    医師が転職で収入を増やすポイントとは?

    医師が年収を増やすためには、昇給・昇格に値する実績を積む、思い切って転職するなどの方法があります。転職をする場合、事前に知っておきたいのが、転職先で確実に年収を増やせる見込みがあるかということ。今回は、転職を視野に入れて年収を増やせる方法を考察します。

  • 年収アップ

    インセンティブ手当とは?医師の歩合給のポイント

    クリニックや外科系科目など、出来高で売上が上がる診療形態を取っている医療機関を中心に、導入が進んでいるインセンティブ手当。賛否は?

  • 人気記事ランキング

    この記事を見た方におすすめの求人

    常勤求人をもっと見る