多忙な医師がスムーズに転職活動をするには、あらかじめスケジュールを把握しておくことが大切です。今回は、医師が内定を得るまでの流れについて解説します。
転職にかかる期間は平均3か月程度
医師人材紹介会社を利用した転職活動は、一般的に下図のようなスケジュールになります。自己応募の場合は、ご自分で求人情報を探すところから始まり、応募・面接、条件交渉も医師が自ら行いますが、医師人材紹介会社を利用した場合は、求人情報探しや条件交渉などを紹介会社が代行してくれます。
一概には言えませんが、医師人材紹介会社を利用した場合、登録から内定・入職までの期間は平均3か月程度とされています。ただし、元の職場の状況などによっては、もう少し長いスパンで考えたほうがよいこともあります。
例えば、主治医として診ている患者の引き継ぎに時間がかかる医師は、6か月程度かけて転職活動をされることが少なくありません。そのほか、子どもの就学時期などライフイベントに合わせた転職は、2年以上かけてじっくり検討するケースも。いずれにせよ、まずは自分が転職した場合にどんな影響が出るかを見据え、転職のスパンを見定めていくことが大切と言えます。
意外に時間がかかる「情報収集」「元職場との退職交渉」
転職活動において、特に時間がかかるのは(1)情報収集、(2)退職交渉、(3)条件交渉です。
まず、何よりも時間がかかるのは「情報収集」。医師の転職市場には膨大な数の求人が出回っていますが、その中から自分に合うものを探すことは簡単ではありません。希少科目や希望する勤務条件が特殊なケースは、該当する求人情報が見つからない場合もあります。こうした情報収集に関しては、医師人材紹介会社を利用して効率化することも可能。コンサルタントに具体的な希望を伝えれば求人を探してもらえるため、そこから最も希望に近いものを判断すればよいのです。
また、元の職場や医局との退職交渉に時間がかかるという事態もよく見受けられます。転職の意思を決めたとしても、強い引き留めにあい、なかなか退職できないなどのケースです。元の職場や医局に退職の意思を伝える際は、あいまいな言い方は避け、なぜ転職にいたったのかをきちんと説明できるよう、考えを整理しておくことが大切です。
そのほか、条件交渉も時間をかけておきたいところです。仮に、求人情報に書かれていた年収が少し足りなかったとしても、交渉次第で増額される可能性もあります。年収はもちろん勤務日数、研究日や学会費用、住宅補助など、希望に合った条件で転職できるよう交渉することで、それが実現することも珍しくないため、こだわりのある条件があれば医療機関側に打診してみることも大切です。
可能な限り効率化し、後悔のない転職を
いずれにしても、最も避けなければならないのは、急いで転職活動を進めることです。希望条件がかなわないまま転職し、ミスマッチが生じてしまうと、仕事に対する意欲が下がるだけでなく、医師としての経歴においてマイナス要因になりかねません。
求人情報の収集や、医療機関との条件交渉など、時間や労力がかかる作業は人材紹介会社に任せ、医師の貴重な時間は判断すべきところに費やすなど、効率的に転職活動を進めることで、理想的なキャリア形成につながると言えるでしょう。
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転職活動はさまざまな事務作業が伴い、情報収集や、面接等のスケジュール調整、条件交渉などを個人で担うと負担が重くなります。これらはすべて、エムスリーキャリアのコンサルタントにお任せいただけます。
また、条件交渉では、先生から直接は言いにくいことをコンサルタントが代わりに伝えるため、精神的な負担も少なく済むかと思います。
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