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転職の事前準備

医師4,000人調査!最も多い転職理由は?

2016年9月15日

転職を考える医師にとって、他の医師がどのような理由で転職するかは気になるところ。しかし、センシティブな情報であるだけに、面と向かってはなかなか聞けないものです。そこで、エムスリーキャリアが転職支援した医師4,000人の転職理由を分析しました。

医師の転職理由はさまざま

分析調査では、エムスリーキャリアに相談した医師の転職理由を20項目に分類。あてはまる理由を事例ごとに複数回答で集計。その結果、上位10位の回答率がいずれも10%前後と、ばらつきのある結果となりました。

順位 転職理由 回答率 1 過剰な業務負荷・リスクの解消 14.9% 2 業務方針・内容への不満解消 12.2% 3 加齢にともなう業務変更の必要 11.4% 4 大学医局人事への不満解消 11.0% 5 経営方針・内容への不満解消 11.0% 6 スキルの活用・挑戦 10.7% 7 転居 10.5% 8 収入の向上 9.4% 9 その他 8.0% 10 家族との時間確保 7.5%
(複数回答、2015年4月1日から2016年3月31日までにエムスリーキャリアに転職の相談を寄せた医師4,000人が対象)

転職理由の第1位は「過剰な業務負荷・リスクの解消」

転職理由で最も多かったのは、「過剰な業務負荷・リスクの解消」(14.9%)でした。3位に同様の趣旨である「加齢にともなう業務変更の必要」(11.4%)が位置していることからも、業務負荷を理由にキャリアチェンジに踏み切ろうとするニーズの高さがうかがえます。

医師の4割が週60時間以上にわたって働き、約8割が「何らかのヒヤリ・ハット体験がある」という調査結果(※)も出るなど、医師は全般的に過重労働の傾向があります。当直やオンコールが続きすぎて疲弊してしまったり、急性期病院での勤務が体力的に厳しいと感じたりする医師は少なくありません。いわゆる“バーンアウト”になる前に、自分に合った負担感の労働環境を手に入れようと、転職を検討する医師は多いようです。

こうしたケースでは、当直・オンコールの少ないケアミックス型病院や療養型病院、クリニックに移ることで負担を減らすのが一般的です。また、急性期病院でも、当直を非常勤医師でカバーして常勤医師の負担を減らしている病院を選んだり、医師のもつ専門性を高く評価してくれる医療機関で週4勤務などを認めてもらったりするという選択肢もあります。
※(独)労働政策研究・研修機構による調査

「業務内容」や「家族との時間確保」も上位に

次いで「業務方針・内容への不満解消」(12.2%)が2位となりました。

医師は10―15年目以降になると、スキルが成熟期に達し、役職を持ってマネジメントにあたることも増えてきます。任される業務も幅広く、責任の大きなものになってくる中で、「自分の能力が、医療機関側に正しく評価されていない」と感じたとき、転職によって課題解決を図る医師も一定数いるようです。その裏返しとも取れる「スキルの活用・挑戦」(10.7%)を理由に転職する医師も少なくありません。

また、プライベートにかかわる転職理由として「転居」(10.5%)や「家族との時間確保」(7.5%)も上位にランクインし、一般的になっているといえます。

コンサルタントへの相談で転職理由が明確になることも

以上のように、医師の転職理由はさまざま。ただ、一方で「明確な転職理由を持って転職活動を始める医師ばかりではない」と紹介会社のコンサルタントは語ります。

「現職よりいい条件の病院がないか、情報がほしい」「長期的なキャリアプランを考えると、今の病院に勤務し続けることが、本当に正しいのか分からない」など、漠然とした気持ちから人材紹介会社に相談を寄せる医師も多く、コンサルタントとやりとりするうちに、給与相場や他の病院の状況を知り、「転職すべきか否かの決断ができた」「今後のキャリアビジョンが明確になった」というケースも多いそうです。
現状のキャリアや仕事などに課題を感じているならば、まずはコンサルタントに相談したり、自身のツテを活用して情報収集してみたりして、「本当に転職すべきかどうか」から考えてみるのもいいかもしれません。

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今の働き方を変えられないか、とお考えの先生へ

まずは現職でご希望を叶えられないか模索いただくことをお勧めしていますが、もしも転職する以外になさそうであればご連絡ください。

現職では難しくとも、他の医療機関や企業などでなら実現できるケースがあります。

週4日勤務、時短、当直・オンコール免除、複数医師体制、担当業務を抑えるといったことは求人に記載されず、医療機関とのご相談次第なことも少なくありません

エムスリーキャリアにお問い合わせいただければ、先生のご希望をどのように実現できそうかお伝えいたします。

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