1. m3.comトップ
  2. キャリアデザインラボ
  3. 転職ガイド
  4. 転職データ集
  5. 医師は平均10ヶ月前から転職を意識!大学医局所属は3人に1人が1年超前から
転職データ集

医師は平均10ヶ月前から転職を意識!大学医局所属は3人に1人が1年超前から

2026年10月20日

転職の準備は、入職したい時期のどのくらい前から始めればよいのでしょうか。エムスリーキャリアに登録した医師の、転職を意識し始めた時期(登録時)から入職希望時期までの期間を集計し、大学医局の医師とそれ以外の医師との違いを紹介します。

※本稿の数値は、エムスリーキャリアの転職支援サービスを登録した医師のデータを集計・加工したものです。
※本稿では、エムスリーキャリアに登録した医師のうち、コンサルタントとの面談時に入職希望時期の情報があった方のみを集計し、登録時(面談時)に確認した入職希望時期までの期間を、転職を意識し始めてから入職を希望するまでの期間として算出しています。

医師全体の転職意識の時期 ― 入職希望の平均10.2ヶ月前

転職を意識し始めた時期(登録時)から、入職を希望する時期までの期間を集計すると、以下のような分布になりました。

入職希望時期までの期間割合
3ヶ月以内13.6%
4〜6ヶ月以内23.5%
7〜12ヶ月以内36.2%
13〜24ヶ月以内20.0%
25ヶ月以上6.6%

平均は10.2ヶ月で、最も多いのは「7〜12ヶ月以内」(36.2%)でした。半年を超える先の入職を希望している方が6割以上(62.8%)を占め、1年を超える方も約4人に1人(26.6%)います。

大学医局の医師は、さらに早い段階から転職を意識する傾向

次に、大学医局に所属している医師と、民間病院等の医師とで比較しました。

入職希望時期までの期間大学医局所属民間病院所属等
3ヶ月以内9.3%15.2%
4〜6ヶ月以内20.4%24.7%
7〜12ヶ月以内38.5%35.3%
13〜24ヶ月以内24.8%18.4%
25ヶ月以上7.0%6.5%
平均11.0ヶ月9.9ヶ月

大学医局の医師で、入職希望が「3ヶ月以内」だった割合は9.3%で、民間病院等の医師(15.2%)の約6割にとどまりました。

一方、「7〜12ヶ月以内」の割合は38.5%と最も多く(民間病院等の医師は35.3%)、大学医局の医師の方が、長いスパンで入職を見込んでいる傾向が確認できます。

また、1年を超える(「13〜24ヶ月以内」「25ヶ月以上」)割合は31.8%と約3人に1人にのぼり、民間病院等の医師(24.9%)の約1.3倍でした。

医局人事には後任の手当てや教授との調整といった、所属先の都合だけでは進められない制約があります。直前の申し出でトラブルになるケースを避けるため、多くの先生が半年〜2年という長めの期間を見込んで、早い段階から転職を意識し始めていると考えられます。

早い段階から転職を意識することは、珍しくない

「まだ入職までかなり時間があるのに、今から相談していいのだろうか」と感じる先生は少なくありません。

しかし今回のデータが示す通り、医師の6割以上(62.8%)は、登録時点で半年を超える先の入職を希望していました。大学医局の医師では70.3%と、約7割です。早期の情報収集や相談は、むしろ多数派の行動であり、「気が早い」ことを心配する必要はないと言えそうです。

まとめ

  • 医師が転職を意識し始めるのは、入職希望の平均10.2ヶ月前で、最も多いのは「7〜12ヶ月前」
  • 大学医局の医師は平均11.0ヶ月前(民間病院等の医師は9.9ヶ月前)。1年を超える割合は約3人に1人(31.8%)で、「3ヶ月以内」は民間病院等の医師の約6割
  • 医局人事特有の調整が必要な分、大学医局所属の先生ほど、早め・長めのスパンで転職を意識しておく価値がある

具体的に「いつから」「何を」始めればよいかは、以下のQ&A記事や事例記事もあわせてご覧ください。

・ 入職したい時期のどれくらい前に転職活動を始めるべき?―ドクター転職3分相談室
・ 医局にいつ伝える?30代外科医が1〜2年かけて進めた"逆算退局"

転職をお考えの先生へ

もしも先生が転職をお考えでしたら、エムスリーキャリアにお任せください。
先生が、最善の意思決定をできるようサポートしています。

転職活動はさまざまな事務作業が伴い、情報収集や、面接等のスケジュール調整、条件交渉などを個人で担うと負担が重くなります。これらはすべて、エムスリーキャリアのコンサルタントにお任せいただけます。

また、条件交渉では、先生から直接は言いにくいことをコンサルタントが代わりに伝えるため、精神的な負担も少なく済むかと思います。

転職をご検討中でしたら、ぜひご連絡ください。

エムスリーキャリアは全国10,000以上の医療機関と提携して、多数の求人をお預かりしているほか、コンサルタントの条件交渉によって求人を作り出すことが可能です。

この記事の関連キーワード

  1. 転職ガイド
  2. 転職データ集

この記事の関連記事

  • 転職データ集

    来年度の採用を目指し、医師の転職市場は“追い風”期に突入か

    編集部では2021年7~9月にかけて、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに都道府県と各科の求人倍率と想定下限年収を集計。直近3カ月の市場動向と、コンサルタントによる今後の見通しをお伝えします。

  • 転職データ集

    コロナ禍ならでは?医師の転職活動期間に変化

    2021年4~6月にかけて、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに都道府県と各科の求人倍率と想定下限年収を集計。直近3カ月の市場動向と、コンサルタントによる今後の見通しをお伝えします。

  • 転職データ集

    安定期に入った転職市場、コロナ第4波の影響は

    コロナ禍の影響が医師の転職市場を直撃した2020年度の上半期から、徐々に復調しつつあった2020年10~12月。多くの地域で求人倍率・想定年収(下限)が上昇するなど、回復傾向が見られました。2021年に入ってからの市場動向と、コンサルタントによる今後の見通しをお伝えします。

  • 転職データ集

    持ち直した医師転職市場、2021年は競争激化?―求人天気予報2020年10-12月期

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2020年4~9月頃まで冷え込んでいた医師の転職市場。直近3カ月の市場動向と、コンサルタントによる今後の見通しをお伝えします。

  • 転職データ集

    コロナ禍で冷え込んだ医師転職市場、回復の兆しも?―求人天気予報2020年7-9月期

    コロナ禍の混乱が始まって約半年。2020年7~9月は感染がピークアウトし、徐々に日常生活を取り戻してきました。しかし、医師の転職市場はそう元通りとはいかず、地域や診療科によって異なる様相を示しています。

  • 転職データ集

    コロナ禍で年収相場が上がった科・下がった科―求人天気予報2020年4-6月期

    新型コロナウイルス感染症が全国的に流行した2020年4~6月。医療機関の運営も大きな打撃を受けていますが、医師の給与への影響はどうなのでしょうか。編集部では、エムスリーキャリアに寄せられた1万6千件以上の求人データをもとに各診療科の想定年収(下限)を集計。1~3月のデータと比較し、想定年収のアップダウンをまとめました。コロナ禍においても年収のボトムラインが上がった診療科とは?

  • 転職データ集

    40・50代医師の転職、満足度を左右するのは?

    豊富な臨床スキル・経験を有し、医師としてキャリアの絶頂期を迎える40~50代。一方で、体力低下や子どもの進学、介護といったライフイベントをふまえて今後の働き方を見つめ直すターニングポイントでもあるようです。転職時にはどのような点を重視しているのかアンケート調査の結果をもとに見ていきます。

  • 転職データ集

    最新データでわかる年収・求人倍率の高い街―求人天気予報2020年1-3月期

    地域によっても大きく異なると言われる、医師の年収や求人倍率。その実態はどのようになっているのでしょうか。編集部では、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに各都道府県の有効求人倍率と想定年収を集計。年収は全国的に横ばいあるいは下降傾向にある一方、特に西寄りのエリアでは求人倍率の上昇が目立ちました。直近3カ月の最新データから、年収がアップしているエリアをご紹介します。

  • 転職データ集

    最新データでわかる年収・求人倍率の高い街―求人天気予報2019年10-12月期

    地域によっても大きく異なると言われる、医師の年収。その実態はどのようになっているのでしょうか。今回編集部では、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに各都道府県の有効求人倍率と想定年収を集計。中には想定年収と求人倍率、両方が上昇している都道府県もありました。直近3カ月の最新データから、年収がアップしているエリアをご紹介します。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【関東編(3)】

    国内最大の転職マーケットである関東エリアでは、時流に沿った新たな職場や働き方など、幅広い選択肢が用意されています。一方、求職者の数も多いため、希望の条件を満たす職場が見つかったとしても、応募者が多数集まってしまい、すぐに募集が締め切られてしまうこともあります。転職時期に希望がある場合には、情報収集や転職サイトへの登録を早めに行うことが大切でしょう。ここでは、最近増えている求人の動向やトレンド、求人応募にあたり注意するべきことなどを医師紹介コンサルタントに聞きました。

  • 人気記事ランキング

    この記事を見た方におすすめの求人

    常勤求人をもっと見る