転職データ集

医師434人に聞く、アルバイト体験

2018年5月9日

環境の変化に伴う慌ただしさが落ち着き、少し余裕が生まれてくるタイミングで、「アルバイトをしようかな」と非常勤先を探し始める医師は多いそうです。「非常勤勤務」について、医師はどのように考えているのか――。編集部では、医師を対象にアンケート調査を行いました。

約6割の医師が、非常勤として勤務

アンケートは、2018年4月21日~25日にかけてm3.com医師会員を対象に実施し、回答した医師は434名でした。現在、回答者の約64%が非常勤勤務をしており、その理由について聞いたところ、以下のような回答結果となりました(複数回答)。

以降の段落では、「初めての非常勤勤務で戸惑ったこと」、「非常勤勤務をしていてよかったと思ったこと」についての回答を一部抜粋してまとめています。

初めての非常勤勤務で戸惑ったこと

インフルエンザ等の流行疾患が大学勤務ではほとんど診られないので、診療所の非常勤勤務では戸惑った(循環器内科/60代)

いつもの検査ができないこと(循環器科/50代)

薬の処方時。同じ薬品でも多くの製品名があり、病院現場では「製品名」で言うため、一般名を言っても通じないことが多く困った。(麻酔科/60代)

カルテをはじめ、全ての診療手続きや慣例的に行われていることがあり戸惑った。診療科や専門領域ごとに略語が違うので、カルテ記載を解読しきれなかった。(内科/50代)

全く初めての勤務の病院で、勤務開始と同時に、日勤からの引継ぎで重症患者を2例引き継がされたときは焦った。(救急医療科/40代)

鍵が多すぎること(精神科病院)。(精神科/50代)

周囲の医療機関との連携が分からず、患者搬送が手間取ったことがある。(内科/60代)

場所がわからないとき。(一般内科/40代)

勤務時間が終われば、時間通りに帰宅できることにカルチャーショックを受けました。(消化器外科/30代)

良くも悪くも自由になり、時間の使い方が最初はわからなかったこと。(麻酔科/40代)

非常勤勤務をしていてよかったと思ったこと

収入が大幅に増え、常勤先では出会えないような症状の患者の治療ができ、勉強になる。(精神科/40代)

大学の医局にいた頃バイトをしていたが、そのために大学では知ることの出来ない医療の事情を知った。特にどういう勤務をする医師がスタッフ、患者さんに歓迎され、医師の高評価が回り回って職員のモチベーション向上、病院の売り上げ増につながるかを実感した。それが今の自分の働きぶりを形作っていると言っても過言ではない。(神経内科/50代)

違う仲間と知り合える。新しい知識が入る。(消化器内科/50代)

管理職業務なく外来専念できるため、患者さんの身になった診療を行い、結果として再診患者さんが指名でつくようになり、口コミで新患も増えてきていること。(リハビリテーション科/60代)

時間を有効に使えて、子育て中の助けになった。(一般内科/50代)

就職するかもしれないので、雰囲気がわかってよかった。(一般内科/50代)

65歳定年退職後での非常勤勤務であり、それ以前の常勤勤務時代より侍従時間が増え、またストレスもなくなった。(放射線科/70代)

現在、精神病院の内科医師をしているが、やはり内科系知識の習得には非常勤は役に立つと思う。(感染症科/60代)

あの先生、良かったねと後に病院側から言われたこと。(一般内科/50代)

少し、違う分野についても勉強する気になった。(一般外科/60代)

体の疲労感が少なくなった。(産婦人科/80代)

柔軟なバイトが可能。(研修医/30代)

非常勤勤務をお考えの先生へ

非常勤勤務を探す中で、次のようなお悩みはありませんか。

  • 希望通りの曜日・時間で働ける求人が見つからない
  • 短時間で通勤できる求人が見つからない
  • とにかく高報酬の求人が見つからない

エムスリーキャリアの非常勤紹介サービスでは、専任コンサルタントが非公開求人を含めた案件のご提案、面接のスケジュール調整をサポートいたします。

この記事の関連キーワード

  1. 転職ガイド
  2. 転職データ集

この記事の関連記事

  • 転職データ集

    40・50代医師の転職、満足度を左右するのは?

    豊富な臨床スキル・経験を有し、医師としてキャリアの絶頂期を迎える40~50代。一方で、体力低下や子どもの進学、介護といったライフイベントをふまえて今後の働き方を見つめ直すターニングポイントでもあるようです。転職時にはどのような点を重視しているのかアンケート調査の結果をもとに見ていきます。

  • 転職データ集

    最新データでわかる年収・求人倍率の高い街―求人天気予報vol.2

    地域によっても大きく異なると言われる、医師の年収や求人倍率。その実態はどのようになっているのでしょうか。編集部では、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに各都道府県の有効求人倍率と想定年収を集計。年収は全国的に横ばいあるいは下降傾向にある一方、特に西寄りのエリアでは求人倍率の上昇が目立ちました。直近3カ月の最新データから、年収がアップしているエリアをご紹介します。

  • 転職データ集

    最新データでわかる年収・求人倍率の高い街─求人天気予報vol.1

    地域によっても大きく異なると言われる、医師の年収。その実態はどのようになっているのでしょうか。今回編集部では、m3.comCAREERに寄せられたデータをもとに各都道府県の有効求人倍率と想定年収を集計。中には想定年収と求人倍率、両方が上昇している都道府県もありました。直近3カ月の最新データから、年収がアップしているエリアをご紹介します。

  • 転職データ集

    医師 6,000人の転職理由を調査! もっとも多い転職理由は?

    スキルアップ、職場環境や給与、育児との両立など、医師が転職するきっかけはさまざま。医師が転職を考える理由は、景気動向や社会情勢、医師の年代や性別によって変化しているのでしょうか? エムスリーキャリアが2018年度に転職支援をさせていただいた医師約6,000人の転職理由を分析しました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【関東編(3)】

    国内最大の転職マーケットである関東エリアでは、時流に沿った新たな職場や働き方など、幅広い選択肢が用意されています。一方、求職者の数も多いため、希望の条件を満たす職場が見つかったとしても、応募者が多数集まってしまい、すぐに募集が締め切られてしまうこともあります。転職時期に希望がある場合には、情報収集や転職サイトへの登録を早めに行うことが大切でしょう。ここでは、最近増えている求人の動向やトレンド、求人応募にあたり注意するべきことなどを医師紹介コンサルタントに聞きました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【関東編(2)】

    大きな転職マーケットである関東では、職場も働き方も、幅広い選択肢が用意されているのが特徴です。一方で、転職希望者の数も多いため、採用担当者の判断も自然と厳しくなる傾向にあります。また、民間病院によっては、病院全体もしくは一部を大学医局からの医師派遣に頼っており、求人数に影響が出てきます。<br /> 本稿では、関東における大学医局の影響力や転職する際に注意するべきことなどを、医師紹介コンサルタントに聞いてみました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【関東編(1)】

    医師の転職市場のうち、最も求人数が多いと言われる関東地方。1都3県は職場の選択肢が広く、さまざまな働き方が可能になる一方で、転職希望者同士の競争が激しいという特徴もあります。また、地域による医師の偏在があるため、待遇面での大きな違いがあります。具体的にどのような職場が用意されており、どういった働き方が可能なのか、医師専門の転職支援コンサルタントに聞いてみました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【中国・四国・九州・沖縄編(2)】

    中国・四国・九州・沖縄地方は10万人あたりの医師数・病院数ともに全国でもトップクラスで、民間病院の数も多く、中には大規模な病棟を有する法人もあります。当地域での医局・民間病院の強さや最近の求人のトレンドについて、医師の求人コンサルタントに聞きました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【中国・四国・九州・沖縄編(1)】

    医師の数は西高東低と言われる通り、中国・四国・九州・沖縄地方は、10万人あたりの医師数・病院数ともに多い傾向があります。一方、エリア内での偏在があり、年収相場や待遇には大きな開きがあります。勤務地の選択肢を広げれば、希望のキャリアを築ける可能性は高くなります。当地域の求人のトレンドについて、医師の求人コンサルタントに聞きました。

  • 転職データ集

    エリア別医師の求人トレンド【関西・東海編(2)】

    医療資源の豊富な大都市を抱える一方、慢性的な医師不足にあえぐ地域もあるなど偏在が顕著な関西・東海地方。同じ県内でも、地域によって医局の影響は大きく異なります。他県からでも転職先を見つけやすいエリアや注意すべきポイント、希望に応じたおすすめエリアなどを医師の転職支援コンサルタントに聞いてみました。

  • 人気記事ランキング